





― 浅越選手にとって特別なウィンブルトンですね
私、トレーナーも呼んでがーっと追い込んですっごくいい調子だったのに、 1回戦で私より格下のマレーバ(ブルガリア)に負けちゃったんです。 マレーバって昔は4位くらいまでいった選手なんですけど、 今年は彼女にとって最後のウインブルドンだったんですよ。だから相当気合も入ってたと思います。 彼女も調子がいいわけではなかったけれど、気持ちでやられたというか…。もうちょっとだったんですよね。 でもすごく競ったセカンドセットを落としちゃって終わり。そこで取れていたらどっちに行くかわからない、 という感じだのに。初戦というのはすごく大事で、先ほども言ったようにも例えビックシードの選手でも 1回戦で負けることもあるくらい。その1回戦を競って何とか勝てれば徐々にリズムに乗れたはずなんですが…。 自分の調子が良かっただけに残念だなと思って。
― それは悔しいですね
本当に悔しかったです。コーチとトレーナーと3人でガックリしました。 次の週からまた試合があるのであまりガックリもしてられなかったですけど。
― マレーバの最後のウインブルドンだったのが運のツキ?
よりによって、何で私のところに!って感じです。彼女、いつもより完全に入ってましたからね。 プレーではなく気持ちで押されていた部分があったんじゃないかなと思って。
― マレーバは30歳での引退でしたが、テニスの選手に寿命はあるのでしょうか?
それは人それぞれだと思います。すぐに辞めてしまう選手もいれば、私みたいにずっとやっている選手もいる。 私の場合は始めるのが遅かったので、今が一番楽しいと感じていますが、小さい頃からこの世界に入った選手は 気持ちが続かないだろうな、と思いますね。どこかで息抜きすることを知らないと、押しつぶされちゃうんじゃないかな。 そのくらい、海外を転戦するのはしんどいものです。長く続けられている人は、それなりに自己管理もできている人だったり、 どこかできちんと息抜きできている人。
― あまり若くしてデビューすると燃え尽き症候群みたいになってしまうとか?
はい。それをなくすために、WTAも何歳以下は何大会しか出ちゃいけないとか規定を定めているみたいです。 それに、まだ若い時に一年中転戦するのは本当に過酷。周りの人には「いいね」と言いますが、「そんな 楽しいもんじゃないんだけど」って誰もが思ってるんじゃないかな。
― 浅越選手は自身の引退について考えたことはありますか?
“ここまで”という線を決めるとそこで終わりになってしまうような気がするので、 そういうことではなく、1年のサイクルで考えています。今年が終わったら 来年頑張るっていう。とにかく、1年1年だと思っているので、“もう1年頑張ろう”って 思えるところまでは一生懸命頑張んないとダメですよね。
― 結婚について考えることは?
結婚、誰かしてくれます?(笑) 結婚については、今までずっとテニスをしてきたので、 まずテニスを辞めてちょっと遊ぶというか、自分のやりたいことをやってからしたいなって思っています。 ていうか、自分の人生設計には“25才で結婚”というのがあったんですけど、完全にズレてます(笑)。 理想としてはテニスをやめて、ちょっと花嫁修業して、なんて思ってるんですが…。
― 普通の女の子みたいに、お稽古事をしたり、美味しいものを食べに行ったり、旅行したり?
でもたぶん飽きてしまいますよね。みんなそう言うんですよ。遊びなんて、そんなに続かないよって。 友達だってみんな仕事してるから、一緒に遊んでくれる人もいないよって。まあでも一応理想。 そういう感じで結婚したいなと思いますけどね。
― 最後に、来シーズンの抱負とファンの方々へのメッセージをお願いします
技術的にはサービスの確率を上げて、自分が優位に立てるようなサービスゲームに持って行きたい。 そして、私の武器でもある攻撃的な部分をもっと磨いて、どんどん相手にプレッシャーをかけて チャンスがあれば前に出る、というプレーをワンランク、ツーランクアップしていくこと。 もうひとつは、ビックネームの選手に勝つ。本当にこれほど気持ちいいことはないので頑張りたいですね。
― ランキングの目標は?
“20位”というと20位に入れないので、目標はトップ10。最終的にはトップ10を実現したいので。 私の場合は一気に行くのではなく、本当に1段1段。まずは20位に入って、そのあと徐々に、 という感じにしたいと思っていますので、気長に応援してください。また、 慣れない土地での日本語での応援はとても励みになるので、できれば外国に試合を観に着て欲しいです! オフコートの写真もアップするのでブログももっと見てくださいね!