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インタビュー

「陽気な遅咲きのヒロイン・浅越しのぶ」後編 「遅咲きな分、咲くのもこれからです!」

―今の浅越さんの中で、一番重大切だと思っている試合は?

やはりグランドスラムですね。特にウインブルドンは特別です。中学時代から寮のテレビで見ていた憧れの大会ですから。会場の独特な雰囲気ももちろんですが、何よりもコートの芝が最高に気持ちいい!コートに立つたびに「テニスしてて良かった!」と思います。

−USオープンでもベスト8に入り、WTAランキングも11月に自己最高の36位を記録。まさに今が一番いい状態ですね

そうですね。数字はもちろんですが、心技体のバランスがとてもいい状態。でも、今が最高ではなく、自分の中に勢いがあるのを感じています。まだまだ私はこれからですよ!どこに行っても“遅咲き”と言われますが、テニスを始めたのが遅い分だけ、長く続けられるって返しています。

−もしテニスをしてなかったら何をしていたと思いますか?

私、スポーツってテニスしかしないんですよ。だから、なんだろうなー?お笑い?よく“吉本に入れるぞ”って言われるんですよ。(笑)

−最後に、今シーズンの目標を教えてください

昨シーズンはしり上がりでしたが、来年は最初から上げていって、シーズンを通して勝ちにいきたいですね。目標は、大きい大会でシード選手に勝ち、WTAランキングを上げること。それに合わせてコンディションをピークに持っていくプログラムを組んでいます。とはいえ、ランキングを上げようとすると、他の大会でもコンスタントに勝っていく必要があるので、その辺も頑張らなくては。最終的にはWTAランキング20位以内に入りたいですね。

インタビューを終えて
どんな話題でもすぐに笑いに変えてしまう天性の明るさと、自分自身を冷静に見つめる客観性を持つ笑顔の素敵な大人の女性、というのが浅越しのぶ選手の印象。
168cmという長身を生かし、パワーとスピードのあるプレースタイルが持ち味ですが、その高いポテンシャルが世界に通用するレベルへと実を結んだのは昨年。プロ入りして7年を経た28歳の時です。
ジュニアの頃から注目され、若くしてプロデビューしながらその選手生命も短いプレーヤーが多い中、今、自分がやるべき目の前のことだけに集中し、あくまでもマイペースを崩さなかった浅越選手。
“遅咲き”とは言われますが、肉体的にも精神的にも充実している28歳の今だからこそ、アスリートとしての本当の強さを自分のものにできたのではないでしょうか?
今シーズンも開幕し、スタートも順調。“これから咲きます”という言葉どおり、日本のエースといわれる日まで、そう遠くはないかもしれません。


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