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インタビュー

「陽気な遅咲きのヒロイン・浅越しのぶ」後編 「遅咲きな分、咲くのもこれからです!」

−世界には、もっといろいろなタイプの選手がいそうですね。

はい。小さい大会に出るといろんな人がいますよ。フォアハンドはすごいのにバックは全然ダメだったり、サーブが強烈に速いのにカラダの使い方が不器用だったり。でもさすがに今私が出ているWTAレベルにはいませんね。WTAの試合はそれなりの選手が集まってくるので、1回1回へとへとになりますから。でも、休むヒマもなく次の大会へと移動しなければいけないので、それに耐える体力も必要です。そのためにはオフ期間のトレーニングがとても重要になってきますね。

−そんな浅越さんの、目標とする選手がいたら教えてください。

モニカ・セレシュです。何度か試合はしたことがあります。一回も勝てませんでしたけど。彼女は、モチベーションにしても、普段の生活態度にしても、プロの中のプロだなって思います。今試合に出ていないのは残念ですが、テニスって、勝っているから続けられるスポーツではないんですよね。蹴られたり殴られたりはしなくても格闘技みたい。肉体的にも精神的にもかなり過酷です。例えば、カラダの小さい人があるレベルで闘うには、かなりハードなトレーニングでカラダを酷使しているはず。それに、試合が長い分、精神的にも強さが必要です。コートでは孤独だし。たった1ポイントでも流れが変わってしまうので、最後まで気を抜けないのが辛いですね。

−杉山愛選手とダブルスで出場した、アテネオリンピックはいかがでしたか?

オリンピックというのはちょっと別物ですね。お祭りっぽい雰囲気があるので新鮮に感じます。それに、普段私が出場しているWTAの試合は、宿泊するホテルが最低3つ星以上。オリンピックでは、宿泊も食事も選手村での団体行動。普段の生活とまったく違うので、始めのうちはペース作りが難しいですね。

−普段そんなにいいホテルに泊まっているんですか?

もう高級リゾートって感じのところばかりです。でも、それまでスゴイところをドサ回りした結果、今があるってことで。最初は1泊20ドルの窓がないホテルとか、電気付けたらゴキブリがわさわさ〜って隠れるようなところを転々としていました…。

−オリンピックはシドニーに次ぐ2度目の出場ですね。

そうですね。でもシドニーのときは“アジアで3番手”という推薦枠でいきなり出たんで、よく分からないまま終わりました。でも今回はランキングが上がったことによる自力の出場。気持ちも全然違いましたね。

−結果は杉山愛選手と組んだダブルスで、ベスト4。惜しくもメダルを逃しましたね。

悔しかったですねー。杉山さんとはオリンピックの3大会前に組んで、始めの2大会はあまりいい結果ではありませんでしたが、3大会目、一番大きな大会であるモントリオールダブルスで優勝したんです。だから、オリンピックでは優勝候補と言われていたし、二人の雰囲気もコンビネーションもよかったので、メダルの期待大で行きました。それなのにふがいない試合で…。


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